江戸時代の生活はリサイクル品で成り立っていた?壊れた品を直した職人たち

皆さんは江戸時代の生活を想像できますか?

私たちが生きている現代日本では生活に必要なものの多くは外国からの輸入に頼っています。

具体的には食料品の60%、エネルギーの78%木材の82%は外国産です。

江戸時代は鎖国政策により、外国との交易がほとんどないので、国内の資源で賄うしかありませんが、国内にはほとんど資源がありません。

資源がなければ物の制作はできないので、生活していくには今あるものを腕の良い職人のリサイクル技術に頼るしかありません。

事実江戸時代は物のほとんどはリサイクルで賄っていたと考えられています。

また江戸時代には物をリサイクルする様々な職業と壊れた物を直す職人がたくさんおりました。

今日は江戸時代の生活にするために通常の職人によりリサイクルされた物と、当時の家庭における生活必需品を修理しリサイクルした様々な分野の専門の職人たちについて『★江戸時代の生活はリサイクル品で成り立っていた?壊れた品を直した職人たち』と題して紹介していこうと思います。

これからの地下資源の不足問題などを乗り切るためにも、江戸時代の生活から学んでいきましょう。

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江戸時代の生活においてサイクルされていた現代のごみ5つ

  • 紙 屑現代では当たり前のようにごみになる紙屑ですが、江戸時代には紙屑を買い取ってそれを漉して=こして再び、ちり紙や印刷用の紙にする「紙屑買い」という業者が存在しました。また買い取る資金のない業者は紙屑拾いをして、同じように再生紙として利用したので街に紙が落ちているということはまずありませんでした。
  • 破れた衣服 現代では小さくなった衣服や破れた衣服はごみに捨てるのが一般的ですが江戸時代において布は手縫いが当たり前で、衣服はとても高級品でした。なので破れた服などは古着屋さんに買い取ってもらい、古着屋さんが服を直して再び販売していました。当時の江戸には4000軒もの古着屋さんがあったといいます。
  • 傘の骨 現代において傘の骨は処分にこまる代物ですが、江戸時代ではきっちり再利用していました。江戸時代の傘の骨は竹でできており、古くなると古傘買いに渡します。古傘買いは傘の油紙をきれいにはがし、紙は特殊包装用に竹は再び傘屋さんに渡し、再利用して販売していたといいます。
  • 釘 「とっけえべえ」「とっけえべえ」と子供相手に歌いながら歩く行商人。何をするかというと子供が遊びで拾い集めた古釘をおもちゃや飴と交換する業者さんです。回収された釘は金属でできた、鍋や釜を修理するのに用いられたといいます。
  •   人間の排泄物お湯屋などで燃やすと出る灰や人間の排泄物は、農村で使う肥料として大変に重宝され、この類の回収業者は莫大な利益をあげたといいます。記録によれば人間の排泄物を回収する業者が農村の利権をめぐって争ったというものまであり、現代にはとても考えられません。

江戸時代のリサイクル生活における頼れる5人の職人たち

江戸時代はこのような物の修理職人がいたからこそ生活が成り立っていたといっても過言ではありません。

ここでは江戸時代の生活をバックアップした頼れる職人たちを5人紹介します。

  • 瀬戸物の焼き接ぎ職人  現代で茶碗が割れてしまったら、迷わず不燃物ですが江戸時代は瀬戸物焼き接ぎ職人に依頼し、修理してもらっていました。やり方は普通の茶碗であれば白玉粉、高級茶碗であれば漆を加えて再度焼き上げるだけです。最盛期には新品の茶碗売りも売れなくて困ってしまうくらいオンの業者の利用が多かったこともあったそうです。
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  • 鋳掛屋 一家に一つしかない金属の鍋や釜に穴が開いてしまったとき頼れるのが鋳掛屋さんです。鋳掛屋は金属製品に炭火にふいこで吹き付けて高温にし、別の金属を張り付けたり折れた部分を溶接したりします。明治 大正時代まで流行った大変息の長い仕事でした。
  • 雪駄直し   下駄の修理屋雪駄とは竹草履の皮を貼って防水用にしたもので、現代でいうと長くつに近いものです。雪駄直しはこの長くつを専門的に扱い、下駄の修理屋は下駄を専門的に修理した業者で、それぞれプライドを持って営業していました。
  • 提灯の張り替え職人  江戸時代のお店の看板などに用いられた提灯ですが、やはり破損したり、字が消えかかってしまっていたりすることがあります。そんなときは提灯の張り替え業者に依頼し、新しいものに交換した後店の名前をちゃんと書いてくれるありがたい職人さんです。当然この職人さんになるには達筆である必要があります。
  • 箍屋  たか屋というのは樽を直す職人のことです。40年程前までは液体を入れるものと言えば樽が一般的でした。桶屋樽は木の板を竹で作った輪で円周形に堅く締めて作っており、この箍が折れたり緩んだりすると、新しい竹で締めのしてくれました。ちなみに箍が外れるという言葉の語源はこの桶や樽の箍からきています。

 

最後に

ここまで江戸時代のリサイクル生活の実態と、活躍した職人たちを見てきましたがいかがでしたか?

これからますます日本を取り巻く外国の環境が変わっていく中でこのような江戸時代の知恵というのはとても参考になると思います。

「モノづくり日本」も良いですが、「モノ直し日本」を目指してみたはいかがでしょう?

今日も読んで頂きありがとうございました。

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