★花粉症、雨の日のほうがつらい!雨で症状がひどくなる原因とは?

冬も終わりに近づいて来ると、いよいよ花粉症の時期の到来ですね。

本格的な花粉症の時期になると、テレビでも朝の情報番組や天気予報などで、晴れの日ならば「今日は晴れているので花粉症の方は症状がひどくなるので気をつけてください。」や、逆に雨の日ならば「今日は雨なのでつらい症状はないでしょう。」などと花粉症に関する情報が発信されたりします。

一般的に花粉症の原因となる花粉は「晴れの日には多く飛び、雨の日にはあまり飛ばない」とされている事から、花粉症は晴れの日に症状がひどく雨の日にはつらい症状はなくなるとされています。

しかし中には雨の日も症状がつらいまま!という人や逆に症状がひどくなる!という人もいます。原因である花粉が少なくなるはずの雨の日に、どうしてつらい症状が出るのでしょう?

実は雨の日に花粉症がひどくなる原因には、雨の日が原因で花粉や体に変化が起こるからとも言われています。

雨の日に体に変化が起こるのは何となくわかっても、花粉に変化があるというと、どうして?どんな変化?と思われる方も多いかも知れませんね?

実は雨の日に花粉の症状が続いたり逆にひどくなったりするのは、この花粉の変化が大きく関係しているかも知れないのです!
果たして雨の日に花粉症がひどくなる原因は、花粉や体にどの様な変化が起こるからなのでしょうか?

そこで今回は『花粉症、雨の日のほうがつらい!雨で症状がひどくなる原因とは?』について紹介します。

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天気による花粉の飛散量の違いは?

一般的に晴れの日に多く雨の日に少ないとされる花粉ですが、実際にはどうなのでしょうか?
砂埃が気になる時に水を撒くという事などから、小さくてサラサラしている花粉も、雨が降ると濡れて飛びにくくなると単純に考えていませんか?

花粉は植物が子孫を残す受粉のためにあります。実は植物には花粉を受粉させる方法によって、昆虫を介して受粉させる植物(虫媒花と言います)と風によって受粉させる植物(風媒花)の2つのタイプがあります。

花粉症を引き起こすスギやヒノキも当然この風媒花となります。花粉を風によって受粉させているので、雨の日には花粉が遠くまで飛ばないだけではなく、そもそも雨の日には花粉が飛びにくくなるので花粉をあまり出さなくなります。


この事から「雨の翌日の晴れの日は花粉が多い」という事になる訳です。

実際に湿度が80%を超えると花粉はほとんど飛ばなくなる事が確認されています。

雨の日には別な花粉が!

見出しを見て殆どの方が「??」と思われた事と思います。雨の日には別な花粉と言っても、別の植物の花粉や同じ植物から雨の日専用の花粉が出るという訳ではありません。

最近の研究によると、花粉の粒子は水分を含むとだんだん膨れて巨大化し、最後には破裂して小さな粒子が出来るという事が確認されました。そのサイズはなんと花粉の1/10以下でウイルスと同じサイズの物まであり、しかも超強力なアレルギー物質なのです!

この小さくなった花粉は、基本的には雨の日の翌日の晴れた日に風に乗って飛ぶのですが、もし洋服などにくっつき室内に入り込むと、室内で乾燥して空中を漂う事になります。

ウイルスサイズの花粉が飛ぶのですから、花粉症の方にとって雨の日の室内も危険!という事になります。
しかも雨の降り始めには、それまで空中に漂っていた花粉が雨と供に落ちて来るので、より多くのウイルスサイズの花粉が生まれる訳です。

雨の日には体質も変わる?

雨の日には花粉だけでなく体質も変わります。「体質も変わる」これも?と思われる方もいらっしゃるかも知れません。
花粉症がアレルギー性の病気だという事はご存じだと思いますが、アレルギーがどの様にして起こるのかご存知ですか?

簡単に説明すると、私たちの体は侵入して来た異物を一旦「排除する物(アレルギーを引き起こすアレルゲン)」と決めてしまうと、体内でつくられた「IgE抗体」と呼ばれる抗体が、目や鼻の粘膜にある肥満細胞という細胞と結びつきます。

IgE抗体は再びアレルゲンが侵入すると、肥満細胞からヒスタミンなどを分泌させ、アレルゲンを体外に排出しようとするアレルギー反応(鼻水や鼻づまり、くしゃみや涙など)を起こします。

様々なアレルギー症状は、IgE抗体によるヒスタミンの分泌によって起こるので、アレルギー治療薬の多くにはヒスタミンの分泌やヒスタミンの働きを抑える効果を持つ成分が含まれています。

花粉症の薬によってヒスタミンが減りアレルギー症状が良くなるのであれば、逆にヒスタミンの量が増えるとアレルギー症状は悪化する事になります。

もちろんヒスタミンは体内に侵入したアレルゲンが増えれば増えるのですが、他にもヒスタミンは食事や気圧が低くなる事、摩擦や急激な温度変化、さらにリラックスする事でも増えるのです。

気圧が低くなる→低気圧、そうです低気圧と言えば雨です!
花粉の飛散量が減る雨の日には、体内に侵入する花粉の量は減るのですが、逆に花粉に対する体の反応は敏感になってしまうのです!

しかも雨の日に憂鬱になったりだるくなったりするのは、リラックス状態と同じ副交感神経の作用によるものとされているのですが、副交感神経が優位になるとヒスタミンの分泌も増えてしまいます。

もともと低気圧によって普段よりヒスタミンが増加しているので、雨の日に憂鬱やだるさを感じやすい人は、まさにダブルパンチで花粉症を悪化させやすくなるのです!

低気圧によって増加するヒスタミンの量には、花粉に反応しやすい人としにくい人がいる様に当然個人差があります。低気圧によってヒスタミンの増加が極端に多くなる人の場合には、晴れた日は大丈夫なのに雨の日に花粉症がひどくなる!という事も起こる訳です。

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たまたま雨の日に花粉症が起きた?

花粉症はアレルギー反応の一種です。

体にアレルギー反応が起きるまでには、アレルゲンの侵入を認識したIgE抗体が肥満細胞にヒスタミンの分泌を指令、指令を受けた肥満細胞がヒスタミンを分泌、分泌されたヒスタミンの刺激によりアレルギー反応が起きる。と様々な物質の反応が関わっています。
様々な物質の反応なので、個人差や体調によって反応に時間差が生じるという「遅発性」の可能性も出てきてしまいます。

このアレルギー反応の遅発性には決まった時間がある訳ではないので、前日などに侵入してきた花粉の刺激によるアレルギー反応が翌日起こり、その時が偶然雨の日だったという場合もある訳です。

アレルギー反応の遅発性によって、雨の日に花粉症の症状が出たという場合には、雨の日に必ず症状が出るという訳ではなく当然出ない時もあります。
雨の日には必ず症状が出るという場合は、やはり他の理由を考えてください。

雨の日に花粉症がつらいのは?

雨の日に花粉症がつらくなる原因には、

雨の日には花粉がウイルス級の小さな花粉になる
降り始めの雨には花粉が沢山ついている
降り始めの時には、雨によって地面に落ちている花粉が舞い上がる

低気圧によってヒスタミンが増えて花粉に敏感になる

部屋の中では前日までの花粉が漂っている

服に付着した花粉が残っている

雨の日という安心感から、薬やマスクなどの対策を怠っている

アレルギー反応の遅発性により、偶然雨の日に出た

の様な事が原因として考えられます。

以上となります。

花粉症の方には雨の日に症状が良くなる人もいれば、雨の日でも症状が変わらない人や逆に雨の日の方が症状がひどくなる人もいます。
今まで晴れの日は症状がひどいけれど雨の日には楽という人でも、雨の日にも症状が出る様になる可能性がありますので気をつけてください。

まとめ

雨の日は花粉が飛ばないからと言って安心できない事はお分り頂けましたでしょうか?

花粉症を発症させる原因となるヒスタミンの増加は、食事、急激な気圧や温度の低下などによっても増加し、花粉症を発症させたり悪化させたりしますので注意してください。

花粉シーズンが始まる頃でも、雨が降ると極端に気温が下がる事があるので安心しない様にしましょう!

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また雨の日でも部屋の中や衣類には花粉が残っています。しかも雨で濡れた衣類には水分を吸って極小になった花粉がついている可能性があり、花粉用マスクなどは簡単に通り抜ける事ができます。雨の日や雨の直後の晴れの日にマスクをしても症状が楽にならない人は、ウイルス用のマスクもありますので参考にしてください。

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記事公開日:2017年4月13日

カテゴリー:日常 食べ物

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