墓参りに適した花の種類と意味は?金額はどのくらいがいい?
お盆の時期は多くの方が墓参りに行かれると思いますが、その際お供えする花の種類や意味、目安となる金額って考えたことありますか?
「え?そんなん考えたことないし、花の種類なんてなんでもいいし、金額も特に気にしなくていいんじゃない?」
と思う方もおられるかもしれません。確かに最近では
「墓参りに持っていくべき花の種類はなんでもいいし、金額も特に指定はない」
というのが主流になりつつありますが、やはりご年配の方々には花の種類や意味、購入目安となる金額を気にされる方も中にはおられます。特に墓参りにおいては自分たちでなく、親戚の家族などもお参りに来られます。そんな時変に高い金額の花が供えてあったり、墓参りにそぐわない意味のこもった種類の花あったりすると
「あそこの家族は非常識だ」とか「世間知らずだ」などと言われてはやはり気持ちの良いものではありません。
そこで今日は墓参りに適する花の種類とその花の持つ意味と、逆に適さない花と適さない理由を書いていき、そのうえで墓参りの花の目安となる金額を書いていこうと思います。ぜひ今年の墓参りの時はその花の意味を考えながら選んでみてください。では早速墓参りに適した花の種類や意味について見て行きましょう。
墓参りに花を持っていく意味
墓参りに適した花の種類を書く前に、墓参りなぜ花をもっていくかについて書いていこうと思います。
お墓参りに花を持っていく理由として、多くの方がご先祖様にお供えするためだと思いがちでしょうが、実はご先祖様ではなく私たちを戒める意味があるそうです。その意味とはあえて花という枯れやすい物を、選ぶことで
「私たちがこの世で生きているというのは決して当たり前ではなく、いつかはこの花のように枯れてしまうのだよ
だから今いきていることに感謝しようね」
という意味が込められているそうです。
このことから墓参りにもっていくはなとして造花は避けた方がよいでしょう。では『墓参りに適した花の種類と意味は?金額はどのくらいがいい?』か調べてみましょう。特にお寺の敷地内にお墓がある場合は住職さんとのトラブルの原因にもなったりするそうですから。
墓参りに適した花の種類とその意味
墓参りに適した花の種類としては基本的には仏花といわれる花です。
具体的な名前を挙げてみますと例えば「菊」です。
菊は一年を通してどこでも手に入り、また水はけや花持ちもよいので、花屋さんでも重宝されます。
また邪気を払うという意味も込められており、墓参りには最適です。
他にも夏はリンドウやキンセンカ、グラジオラス、ケイトウなどが良いでしょう。
墓参りの花の色は白 赤 ピンク 紫 黄色のものを1本ずつ選びひし形になるようにし、トータルが奇数になるようします。
基本的に花はできるだけ派手なものを選びますが、亡くなってから間もないお墓参りの場合は、赤やピンクといった派手なものは避け、黄色、白色を基調としたものにしましょう。
墓参りに避けた方が良い花の種類とその理由
墓参りに持っていくべき花の種類は特に指定はないんおですが、毒がある花・ツルがある花・トゲがある花・匂いが強い花は基本的にはNGです。
毒がある花というのは、ヒガンバナなどがそうですし、ツルのある花だとアサガオ、トゲのある花だとバラ、匂いが強い花だとユリなどがあります。
特にユリは仏花ではありますが、ニオイがきついほかにユリの持つ黄色い花粉が、墓石についてしまうと、なかなか取れないので、墓参りの花には適しません。
これらの花がNGな理由としては、亡くなってすべての苦しみから解放された人をまた苦しめるような意味が込められてしまうからです。
毒はもちろんのこと、ツルは体を縛るというイメージがありますし、トゲは体を刺すイメージ、きついニオイは人を惑わすというイメージがやはりついてしまいますよね。
ですのでこれらの花は避けましょう。
墓参りの花にかける金額はいくらくらいが良いか
通常お墓参りセットで売られているものは300円から800円のものが良く売れているようです。
お墓を一か所まわるには、これが二束いるので。600円から1600円が相場ということになります。
また自分で仏花を選ぶ場合は2000円くらいで束を作るのが相場であるようです。
まとめ
このように墓参りの花は原則はなんでもいいのですが、やはり仏教上のしきたりなどもあり、避けた方が良い花もいくつかあるとわかりました。
ただここで紹介したものがすべて正解なのではなく、例えば九州の暑い場所などでは、造花を供えるところもありますし、生花が禁止の霊園もちろんあります。
その地域の方がどうしてるかをまずは見てみるとよいかもしれません。
今日も読んで頂きありがとうございました。
合わせて読みたい記事
記事公開日:2016年5月27日
最終更新日:2016年6月21日
カテゴリー:日常