意外にうるさい!隣人のエアコンの室外機の騒音、原因は?対策はある?

オーディオや楽器、ペットの鳴き声といった騒音、足音や話し声などの生活音が原因となるだけではなく、エアコンの室外機や屋外型ガス給湯器の出す音がうるさいという原因で、隣人と騒音トラブルになるケースが意外に多いという事を知っていましたか?

エアコンの室外機や屋外型ガス給湯器の出す音は、庭の広い一戸建てならば隣との距離もあり、多少うるさいといった程度ならば気にならないのかもしれませんが、隣同士が近いアパートやマンションとなると、隣人の出すチョッとした音でもうるさいと気になりますし、逆に自宅の音が隣人にとって騒音になっていないか?などと気になる事と思います。

エアコンは蒸し暑い日本の夏には欠かす事の出来ない必要不可欠なものです。
そんなエアコンが壊れたら…ましてやそれが真夏だったら…
暑さが原因による熱中症で、亡くなる方も出てしまう最近の猛暑では、それこそ死活問題です。

そしてまたエアコンは効いているのに、室外機からうるさい音がする…などと言う時もあります。

特に室外機から音が出ていると騒音による隣人トラブルも気になり、部屋を冷やすためにうるさい音に目をつぶって、エアコンを使い続けるべきか?
室外機による隣人トラブルを避けるために、エアコンを止めて暑さに耐えるべきか?などと余計な事を悩んでしまいます。

エアコンの騒音には色々な原因が考えられ、その中には自分で対策できる原因もあれば、自分では対策できない原因もあります。もし自分で対策できなければ修理や交換を頼む事となり、数日間あの「エアコンを点けても良いのか?点けないべきか?」を悩む事となってしまいます。

そこでできればエアコンの室外機がうるさい音の原因を自分で見つけて、ある程度の事は自分で対策を立てられる様にしておきたいものです。

また逆に隣人のエアコンの室外機がうるさい時にはどの様にしたら良いのか?対策を知っておきたいものです。

そこで今回は『意外にうるさい!隣人のエアコンの室外機の騒音、原因は?対策はある?』について紹介します。

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冷房と暖房、エアコンの仕組み?

室外機の騒音について考える前に、エアコンがどの様にして部屋を暖めたり冷やしたりするのか?
そもそもなぜ室内機と室外機に分かれているのか?その仕組みについて簡単にご説明します。

「気化熱(蒸発熱)」といって、液体は気体になる時に周りの熱を奪うという事は、皆さんも聞いた事や「打ち水や注射の時のアルコール消毒」などで経験した事があると思います。そして気化熱とは逆に「凝縮熱」と言って、気体から液体になる時には熱を放出します。

この仕組みを利用してエアコンは部屋を冷やしたり温めたりしているのです。

エアコンの内部には「冷媒(れいばい)」という物質が密閉されていて、室内機と室外機の間をパイプ伝いに循環しています。冷媒は常温では気体の状態なのですが圧力をかける事で液体になります。エアコン内に密閉された冷媒は、エアコンの室外機と室内機の中で気体になったり液体になったりを繰り返しています。

冷媒が冷房時と暖房時でどの様になっているかというと…

  • 冷房時
    室内機で「液体→気体」となって室内の空気の熱を奪い、室外機で「気体→液体」となって外に熱を放出します。
  • 暖房時
    室外機で「液体→気体」となって外の空気の熱を奪い、室内機で「気体→液体」となって室内に熱を送り出します。

外気温が7℃の時に暖房する場合、室外機の熱交換器で外気から7℃の空気を吸い込み2℃の空気を吐き出すことで5℃相当の「熱」を奪う事が出出来ます。
この様に冷媒は「液体→気体」と「気体→液体」の状態を繰り返し、室内機と室外機にある熱交換器というアルミで出来たフィンで室内や室外と熱のやり取りをします。

この様な「熱」の持つ、多いところから少ないところに移動するという性質を利用して、空気の熱を移動させる技術を「ヒートポンプ」と言います。ヒートポンプの技術はエアコンだけではなく、冷蔵庫や給湯器、最近では洗濯機などにも利用されています。

エアコンの室内機や室外機のファンは、冷媒が熱交換器で効率的に熱のやり取りを行うために、稼働時には常にまわり続けているのです。

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室外機から騒音がする原因は?

一見ファンが回っているだけにしか見えない室外機ですが、室外機は「キャピラリーや熱交換器」といったパイプ形状のパーツだけではなく「四方弁という電磁弁や圧縮機(コンプレッサー)といった稼働パーツ、それらをコントロールする基盤」と意外に多くのパーツからできています。また外側には二方弁と三方弁というパーツもあります。

またエアコンの室外機ではファンが回っているので、当然音の大きさや音の種類に関係なく何かしらの音は出ています。そして音の出る主な場所としてはファンそのものとファンを回すモーターとなります。

モーターはシンプルな構造で故障しにくいとは言え、長い間使っていれば当然調子が悪くなったり故障したりしてしまいます。

エアコンが点いていると室外機のファンも回っているので、多少の風切り音は出ます。また室外機は外にあるので、風が強い日などはファンから出る風切り音が大きくなったり、音色が変わることもあります。この場合には故障ではないので風がおさまればファンの音も正常に戻ります。

天候などと関係なく室外機から大きな音がする場合には、でる音の種類や音が出る時のタイミングで、ある程度は原因がわかり原因によっては対策を立てる事が可能です。

エアコンをつけてから一定の時間が経った後に音が出始め止まらない場合の殆んどは、故障が原因となりますので、出来るだけ早くメーカーサービスを受けた方が良いでしょう。

室外機からでる音の種類と、考えられる原因は…

ギュィーン、ブウィーンなどといった音
この様な系統の音はコンプレッサーから出ている音です。コンプレッサーはメーカーや機種などで音の大きさにバラツキがあります。故障でなくても壁との距離や位置、側の壁の種類などによっては共鳴や反響をして音が大きく感じる事もあります。

この場合の対策としては、板をつい立にしたり植木などを置いたりして反響や共鳴を減らします。ただしファン部分の前にある開口部を塞いでしまうと、室外機に負荷がかかり余計に激しく動く事になるため、余計に音が大きくなるので気をつけてください。

  • カコン、ガタッ、カチンなどといった音
    冷媒の循環をコントロールしている四方弁という電磁弁が切り替わる時に出る音で、これもコンプレッサーの出る音と同様に、止めたり小さくしたりする事ができない音となります。
    室外機の中から音がする場合は四方弁、側面からする場合には二方弁と三方弁という弁になります。
  • プシュ〜、シュ〜などといった音
    室外機の熱交換器周辺に霜がつく場合があり、霜がつくと熱交換の効率が落ちてしまいます。そこで室外機には「霜取り機能」が付いていて、霜取り機能が動く時にプシュ〜、シュ〜などといった音が出ます。基本的には頻繁に出る音ではないので、頻繁に出る様ならば、メーカーサービスを受けて点検や設置方法のチェックを受けてください。
  • バタバタ、パタパタ、カラカラなどといった音
    雑草などや枯れ草、枯れ木などがファンに当たっている時の音で、一定テンポの連続的な音になります。当然異物を取り除けば音は出なくなります。室外機は裏側部分にあるファンの開口部から空気を取り込んでいるので特に注意して見てください。

また異物とファンが当たっている音なので、放っておくとファンに傷がついたり壊れたりしてしまいます。音が大きくない、出ていないからと安心せず、時々目視による点検をしてください。

ガラガラ、キュルキュル、などといった音
室外機はモーターによってファンを回しているので、モーターが壊れたりファンが壊れたりすると異音が出ます。またモーターやファンが壊れていなくても、モーターとファンを繋ぐ軸にあるベアリングの磨耗や破損、オイル不足でも同じ様な音が出ます。

ベアリングの磨耗は目視ではわかりませんが、オイル不足であればクレのCRC-556のような潤滑剤をスプレーする事で止まる事もあります。

潤滑剤のスプレーで止まらない様であれば、その他のパーツの故障や老朽化が原因なので、近い将来、壊れて動かなくなる可能性が高いという事になります。早目にメーカーサービスを受けるなどの対策をしましょう。

コンプレッサーや四方弁の音は元々多少はするものですが、以前より音が大きくなった。という様な場合には故障の可能性が大きくなるので、早めに点検サービスを受けましょう。

以上が室外機から音が出る場合の種類とその原因ですが、室外機には室外機から直接音が出るだけでなく、室外機の振動により音が出る場合があります。

絶えずファンが回っている室外機は、安定した場所に設置していなかったり、共鳴しやすい素材の上や傾いた状態で設置されたりしていると、「ビリビリ、ジージー」などといった様なビビリ音がする場合があります。

この場合、室外機が傾いている様なら板などをかませ水平に、設置面に振動が伝わっている様なら防振ゴムなどをかませます。

多少とはいえどちらの場合でも、すでに設置されている室外機を動かす事になるので、パイプが折れたりズレたりしない様に注意してください。

以上となります。
真夏であればエアコンは一晩中点けている。という事が多くあります。日中であれば気にならない程度の音でも、周りが静かになった夜は結構気になる音だったりするので、定期的に室外機の音をチェックする様にしてください。

まとめ

夏場には必要不可欠と言えるエアコンは、交換すると結構高額になったり交換に時間がかかったりしてしまいます。エアコンから出る異音に早めに気づけば、原因の対処ができたり修理をしたりする事もできて長く使えますので、普段から異音には気をつける様にしてください。

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また取扱説明書には、異音が出た時にどの様に対処すれば良いのか、異音のする場所や異音の種類に応じて説明されていますので参考にしてください。

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記事公開日:2017年3月24日
最終更新日:2017年4月11日

カテゴリー:住宅 健康

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