★血液の汚れを洗濯できれいに落とす方法は?重曹やセスキ炭酸ソーダを使ったつけ置きは効果あり?

襟の汚れや食べ物の汚れ…

洋服の汚れの中には洗濯やつけ置き洗いで落とす事が難しい、様々な汚れやシミがあります。
血液もそんな洗濯やつけ置き洗いで簡単に落とす事が難しい汚れの一つですね。

食べ物の汚れなどは気をつけていれば何とかなりますが、血液の汚れとなると無意識に引掻いて出血していたり、指先が荒れて出血していたりと、気づかない内に出血していて洋服に血液がついている時があります。

しかも気づいた時には血液が乾ききっていて、普通に洗濯したりつけ置き洗いしたりしただけでは落とす事が出来なかったりします。

そんな血液の汚れですが、血液は主な成分がたんぱく質なので重曹やセスキなどのアルカリ性の液体で分解できると言われています。

確かに台所回りの油汚れを落とす方法や洗濯洗剤を使わない洗濯方法として、アルカリ性の重曹やセスキを使う方法が注目されています。

果たして重曹やセスキを使って血液を落とす事は出来るのでしょうか?
重曹やセスキを使って血液を落とす事が出来るとすれば、洗濯で使う方法とつけ置きの方法とではどちらが効果的な方法なのでしょうか?

また重曹やセスキは洗濯機に悪い影響はないのでしょうか?

そこで今回は『血液の汚れを洗濯できれいに落とす方法は?重曹やセスキ炭酸ソーダを使ったつけ置きは効果あり?』について紹介します。

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重曹やセスキ炭酸ソーダと洗剤の違いは?

先ずはじめに「洗濯石鹸や合成洗濯洗剤」と「重曹やセスキ」を使って洗濯した場合にどこに違いがあるのかを見てみましょう。

これまでの洗濯の主流であった石鹸や洗剤を使った洗濯は、「水と脂(油)を溶け合わせる事」で汚れを落としていました。

これに対して重曹やセスキを使った弱アルカリ洗濯は、「アルカリ成分と汚れの主な成分である油分(脂分)の脂肪酸を反応」させ、汚れの油脂(脂肪酸)を石鹸の様な成分に変える事(乳化させる事)で汚れを落とすという仕組みとなります。

これまで使われていた石鹸や洗剤が、油脂を水に溶かすために界面活性剤などの合成物を使っていたのに対し、アルカリ洗濯では食品などにも使用される安全性の高さや自然環境への不可の低さが人気のひとつとなっています。

それでは実際にアルカリ洗濯に使用される重曹とセスキについて見てみましょう。

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重曹やセスキ炭酸ソーダとは?

重曹は古くから食品や胃薬の成分などに使用されて来ているのでなじみ深いと思いますが、最近では油汚れなどの掃除に使われたり洗濯や消臭にも効果があるとされたりするなど、ネットやテレビなどで注目を集めています。

しかし使い道の多さや効果の大きさだけが独り歩きして、上手く使うためのコツや知識はチョッと置き去りにされている感もあります。
実は万能と思われている重曹には得意な分野と不得手な分野があります。

重曹の特徴は…
水に溶かすと弱アルカリ性となります。(2%の水溶液が20℃の状態でpH8.2)
食品添加物として利用できるほど人体に無害
粒子が細かく水に溶けにくい
加熱すると炭酸ガスを発生する
長期保存が可能
などが挙げられ、重層の水溶液はある程度油脂を乳化したり分解できたりします。
しかし洗濯に最も適したpHは9.0~10.5とされているので、重層は使用するにはpH値が少し低く過ぎ、一般的な洗濯にはあまり向いているとは言えません。

そこで重曹を洗濯に利用する場合のおすすめの方法は重曹スプレーとなります。落ちにくい汚れがついてしまった場合にこの重曹スプレーをスプレーする事で汚れが落ちやすくなります。

重曹スプレーの作り方
重曹大さじ2杯(30㏄/18g) + 水(またはぬるま湯)100㏄
以上の分量を良く混ぜてスプレーボトルに入れ、汚れの激しい場所にスプレーし10~20分ほどおいてから洗濯します。
重曹水は安定しているので小さなスプレーボトルに入れて携帯すれば、外出先での汚れにも素早く対応できます。


それでは重曹をしのぐ話題のセスキ炭酸ソーダとはどの様なものなのでしょう?

重曹の短所として「水に溶けにくい、アルカリ性が弱い」という性質がありました。
これに対しセスキ炭酸ソーダは重曹よりも、水に溶けやすくアルカリ性の強さが程々にあるという事が大きな特徴となります。

セスキ炭酸ソーダの特徴は…
水溶液は重曹より高い弱アルカリ性となります。
(1%の水溶液が25℃の状態でpH9.8)
サラサラした結晶状で水に溶けやすく、安定しています。

 

重曹と同様に水溶液はある程度油脂を乳化したり分解できたりします。
しかし重曹水よりはアルカリ性が高く、しかも程々のpH値を示すので、繊維を傷めずに汚れを落とす事が出来ます。
また洗濯に最も適したpHは9.0~10.5の範囲にあるので、そのまま洗濯に使用する事も可能です。

 

特にひどい汚れの下処理や血液の汚れの処理として適していて、1%の水溶液に2時間ほどつけ置きすると血液の汚れが浮き、仕上げに汚れた部分をもみ洗いする事で血液の汚れを落とす事ができます。
その後に普段通りの洗濯をすれば、大抵の汚れを落とす事ができます。

もし一度のつけ置きで落ちていない様であれば、再度セスキ炭酸ソーダ水を作りつけ置きしたり、もみ洗いの際に石鹸を使って軽く洗ったりしてください。

この時の注意ですが、頑固な汚れの時には「お湯やぬるま湯の方が汚れが落ちやすい」との思い込みから、血液の汚れの時にもお湯やぬるま湯を使う人が多い様です。

しかし油脂の汚れには温かいお湯で洗う事は、油脂を柔らかくして落ちやすくするので有効ですが、血液などたんぱく質の汚れにはNGとなります。

血液の主成分はたんぱく質で、たんぱく質は熱を加えると固まってしまいます。たんぱく質の豊富な卵を茹でるとゆで玉子になるのと同じ原理ですね。

衣服についた血液がお湯で固まってしまうと、まるで繊維を抱える様に固まってしまい逆に落ちにくくなりますので注意してください。

以上となります。

重曹やセスキ炭酸ソーダの様なアルカリ成分で血液などのたんぱく質の汚れは効果的に落とす事ができる様です。しかし重曹とセスキ炭酸ソーダではpH値や親水性(水への溶けやすさ)に違いがあます。
重曹は洗濯前に汚れにスプレーで直接噴きかる方法、セスキ炭酸ソーダはつけ置きしてから洗濯する方法が、血液ジミを落とす方法として有効となります。

まとめ

衣類についた血液などたんぱく質の汚れは、お湯などで固まって落ちにくくなるのと同様に、長時間感そのままにして乾燥すると落ちにくくなってしまいます。

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この様な状態になると、たとえ衣類についた血液などたんぱく質の汚れを落とすのに有効な
重曹やセスキ炭酸ソーダでも落としにくくなってしまいますので、早めに対処する様にしてください。

またこの様に古くなった血液の汚れには、大根に含まれる酵素にシミを分解する効果があり、大根おろしをガーゼに包んで叩くと落ちやすくなるので参考にしてください。

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記事公開日:2017年3月9日

カテゴリー:掃除 日常

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