お茶(ペットボトル)は危険?というのはデマと言われているが本当のところどうなの?

お茶、好きですか? 筆者は大好きです。
が、茶葉を買ってお湯を沸かして急須に茶葉を入れてお湯を注いで蒸らして…

めんどくさいです(ごめんなさい)

そもそも急須を持ってない。
だってわざわざ用意しなくても、コンビニや自動販売機で、夏はキンキンに冷えた美味しいペットボトルのお茶が、冬はあったか~い美味しいペットボトルのお茶が買えるんですもの。
ペットボトルのお茶、毎日のように買って飲んでいるという方も少なくないのではないでしょうか。

しかしこのペットボトルのお茶、実は危険だとネット上で言われているの、ご存知ですか?

たしかに少し検索してみただけでも、出るわ出るわ…。しかし、ペットボトルのお茶が本当に危険なのだとしたら、これは大問題ですよね!

ネット上でも、危険だ!いやデマだ!と論争が繰り広げられているようです。
はたして本当に危険なのか?それともデマなのか?

そこで今回は『お茶(ペットボトル)は危険?というのはデマと言われているが本当のところどうなの?』と題して、ペットボトルのお茶が危険と言われているのは本当なのか?デマなのか?デマじゃないとしたら、いったいなにがどう危険なのか?調べてみました。

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ペットボトルのお茶が危険と言われる根拠は?

ペットボトルのお茶がなぜ危険だと言われているのか調べてみました。
すると、すぐにヒットしたのは『高山清州・世界平和 人類みな兄弟』というサイトの「防腐剤入りペットボトル茶どころか!放射能入りペットボトル茶」という記事。
これによると、

・ペットボトル茶の主成分は茶葉を摘み取った後捨てるしかない茎を使っている。茎をお茶にするなど言語道断、消費者をバカにしている
・ゴミになった茎をタダ同然で買い取って、大量の泥、ゴミや針金などの混入物を中国から日本に運んで、日本で取り除く
・中国農家の茶葉を使用しているため、個々の農家で使っている農薬の把握やコントロールは不可能
・お茶は粉の沈澱物にカテキンが多く含まれ、一緒に飲むことによって栄養になるが、ペットボトル茶では異物と間違われることから取り除かれ、代わりに香料・着色料・甘さを出す味の素・グルタミン酸ナトリウム・ビタミンCなどの食品添加物が添加されている。
・ペットボトル茶に添加されているビタミンCは、レモンなどの天然由来ではなく石油由来の化学物質。栄養ではなく酸化防止目的で添加されており、ペットボトル500ml中100mlも入っている。ガンや尿路結石の原因となる。

と書かれています。
この記事は2013年に書かれたもののようですが、巷に溢れる「ペットボトル茶は危険」を訴えるサイトはどうもこのサイトを引用したり参考にして書かれている物が多いようなのです。

そして今年、ビジネスジャーナルというサイトで、「ペットボトル茶は危険!発がん性の合成ビタミン大量含有、粗悪な中国製添加物も」という記事が書かれ、ペットボトル茶は危険という噂が再燃したというのが真相のようです。

しかしこの2つのサイトの記述、どうにもツッコミどころ満載なのです。
次の章で解説していきます。

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ペットボトル茶は国産です

上記サイトによると、ペットボトル茶は中国産である、中国産だから残留農薬が大量についている、果ては放射能まみれと、諸悪の根源は中国産だからということのようです。

ペットボトル茶が中国産?

大手飲料メーカーのペットボトル茶の原材料を調べてみました。

・伊藤園「お~いお茶」:緑茶(日本)・ビタミンC
・サントリー「伊右衛門」:緑茶(国産)・ビタミンC
・キリン「生茶」:緑茶(国産)・生茶抽出物(国産)・ビタミンC
・コカ・コーラ「綾鷹」:緑茶(国産)・ビタミンC

少なくとも大手飲料メーカーに関しては、国産茶葉使用と明記してありました。
今、筆者の手元に伊藤園の「おーいお茶」がありますが、ペットボトルのラベルにはっきりと「無香料・無調味・国産茶葉100%」と書いてあります。少なくとも伊藤園では、緑色に着色したり、味の素やグルタミン酸で味を整えてはいないと明示しているのです。
そして、伊藤園のHP には『伊藤園は、「お~いお茶」などの原料となる高品質の茶葉を安定的に確保するため、静岡県、鹿児島県といった“茶処”だけでなく、さまざまな地域の茶農家と契約栽培を行っているほか、新産地事業で耕作放棄地などを茶園に造成する茶産地育成事業を展開しています。』と記載されています。
つまり、伊藤園が「お~いお茶」の原材料に使用している緑茶の茶葉は、どこの誰が作った物かをしっかりと把握していると言っているのです。

また、このようにも記載されています。
『品質や収穫量の確保と環境負荷の低減の両立を追求するため、茶生産者の方々には、伊藤園が定めた肥料・農薬の使用基準を守っていただいています。また、堆肥には地域で排出される食品残さや畜産廃棄物を活用して、土壌を豊かにする循環型の農業を推進しています。
新産地事業では、CO2 を約40年も吸収・固定できる茶樹を耕作放棄地に大規模に植えますので、地球温暖化防止にも貢献しています。』
肥料・農薬の使用基準を厳しく管理しているというのです。
伊藤園のペットボトル茶には、このようにしっかり管理された環境下で栽培している国産の茶葉が100%使用されているのです。

今回は伊藤園を例に上げましたが、他のメーカーでも安全性と品質向上への取り組みは同じように熱心に行われています。

ちなみにこれは他のサイトですが、このような記述がありました。
『多くのペットボトルのお茶は、国産と表記してあっても大量の中国産が使われています。』
え?そんなことってあるの??
否、日本の食品の安全基準は大変厳しく、近年でも有名料亭や有名ホテルによる産地偽装が大きく取り上げられたように、少しでも偽装しようものなら激しく糾弾され、信用を失ってしまいます。
一度失った信用を取り戻すことは容易ではありません。従って、国産茶葉100%使用は間違いないと思われます。

中国産のゴミにしかならない茎を使っているだなんて話はデマ以外の何物でもないのです。

ちなみに「茎茶」と言って、茎を使う製法も日本には昔からあるのです
仮にペットボトル茶にお茶の茎が使われていたからといって、『茎をお茶にするなど言語道断、消費者をバカにしている』ということにはならないのです。

ペットボトル茶に含まれるビタミンCとは?

どのメーカーの原材料を見ても、「緑茶(国産)・ビタミンC」となっています。
ビタミンCは必ず入っています。
ではこのビタミンC、なぜ入っているのでしょう。

結論から言うと、お茶にはそもそもビタミンCが入っています。伊藤園によると、製造過程によって失われたビタミンCを補うために入れているということですが、このビタミンC、お茶の劣化を防ぐ酸化防止目的ということもあるようです。

先に紹介したビジネスジャーナルの記事では、このビタミンCは合成ビタミンCだから危険、がんの元だと言って危機感を煽っているようですが、この合成ビタミンCはL-アスコルビン酸といって、食品衛生法(昭和22年法律第233号)第11条第3項の規定に基づき、人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質として登録されています。

先のビジネスジャーナルでは、500mlのお茶に合成ビタミンCは100ml含まれており、他の食事等に含まれるビタミンCと合わせると一日のビタミンC摂取量をオーバーしてしまうため、摂り過ぎると体に様々な不調が出て、あげくがんの危険性があると言っているようなのです。
しかし、ビタミンCは摂取量をオーバーすると尿として体外に排出されるため、あまり過剰に心配しなくても大丈夫だと筆者は考えます。

そんなことを考えていたら、市販のビタミン剤すら摂取量オーバーで大問題ということになってしまいますね。

まとめ

今回は2つのサイトの記述を取り上げ調べてみましたが、そもそも「ペットボトル茶=中国産」「ペットボトル茶=添加物まみれ」というところから間違っているので、調べれば調べるほど眉唾物、信じるに足らない物だということが分かりました。

仮に百万歩譲って、中国産の茎が含まれていたとしても、日本に入ってくるときには検疫があり厳しくチェックされます。
放射能なんてついていた日には国家を揺るがす大問題ですよ。いくらなんでも見逃されるはずがありません…。

しかしネット上には、こうした眉唾物の記事を鵜呑みにして、さも真実のように拡散しているサイトも少なくないのが現状です。

日本の食品の安全基準は世界的に見てもかなり厳しいです。もちろんそれを全て信じろということではありませんが、少なくともペットボトルのお茶に関しては、ネット上で言われている、農薬まみれ、放射能まみれといった記事はデマだというのが、今回調べてみた結論です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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