自閉症の睡眠障害対策 自閉症の症状はいつから分かるのか

いつからか自閉症が睡眠障害になりやすいことは、意外と知られていない事実です。
夜泣きがひどい赤ちゃんやなかなか寝ない子供…この症状は、もしかしたら、自閉症の症状かもしれません。
自閉症や睡眠障害の症状って、いつから睡眠障害の症状と診断されて、いつから改善されるものなのでしょうか?

そこで今回は『自閉症の睡眠障害対策 自閉症の症状はいつから分かるのか』と題して自閉症の睡眠障害の傾向と対策、また自閉症はいつから分かるのかを調べてみました。

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自閉症って何?

そもそも自閉症とはなんでしょうか?
自閉症とは、言葉や認知の面など、様々な領域において発達に遅れがみられる障害のことです。

具体的には、

  • ・言葉の発達の遅れ
  • ・対人関係、社会性の障害
  • ・パターン化した行動、強いこだわり

の3つの特徴的な症状があります。

これらの症状は、個人差はありますがだいたい3歳前後までには何らかの症状がみられることが分かっています。
自閉症は先天的な脳の機能不全による障害です。
詳細は現在も分かっていないことが多いですが、親の育て方や環境が原因でないことははっきりしています。

睡眠障害とは?

自閉症を持つ人は睡眠障害になりやすいと言われています。
睡眠障害とは、

  • ・深夜(明け方)まで寝ない
  • ・早朝に目覚める
  • ・不眠
  • ・眠りの質が低く、何度も目覚める
  • ・睡眠時間が極端に短い
  • ・昼夜逆転

などの症状が続くことを言います。
これは本人の体の負担になるばかりでなく、一緒に住む家族の眠りも妨げられるため、深刻な問題です。

自閉症と睡眠障害

では、なぜ自閉症の人は睡眠障害になりやすいのでしょうか?

  • ・睡眠リズムを助ける脳内物質の分泌異常
    睡眠リズムを助けるメラトニンや、興奮を抑えるセロトニンを作るトリプトファンというアミノ酸の過多または過小により、自閉症の人は昼間にメラトニンが分泌されて眠くなり、夜にはメラトニンが低くなって興奮状態になり目が覚めやすいという報告があります。
  • ・神経過敏
    自閉症の人は、視覚・聴覚・嗅覚・触覚などの感覚が過敏な人が多く、少しの音や光、気配などを敏感に察知して目が覚めやすいと言われています。
  • ・社会的合図が読み取りにくい
    お母さんが布団を敷く、パジャマに着替える、部屋の電気を消すといった行動=寝る時間と考えることを社会的合図と言いますが、自閉症の子供はそうした社会的合図が読み取りにくいため、「夜=寝る」ということが理解しづらいのです。
  • ・不安を感じやすい
    自閉症の人は感覚が過敏な傾向があるため、夜暗くなることで不安を強く感じ、眠るのが怖くなることがあります。また、一度怖い夢を見てしまったりすると、眠るとまた怖い夢を見てしまうという強迫観念にとらわれやすくなります。
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睡眠障害の対策

自閉症の子供が睡眠障害にならないための対策とは、

  • ・毎日同じ時間にベッドに寝かせる
    寝る時間を決めて、毎日同じ時間に寝かせるようにします。
    自閉症の子供は「今日は特別」が通用しません。親としては学校や保育園がお休みの日くらいは特別に遅くまで寝ていたいところですが、そうやって早く起きたり寝坊したりと日によってまちまちだと睡眠リズムが狂いやすくなるので注意しましょう。
  • ・寝る前に決まった儀式を習慣づける
    その行動が始まると寝る時間なんだ、ということを理解させましょう。
    布団に入って絵本を読みきかせる、背中をトントンする、眠りを助けるような静かな音楽をかけるなど。
  • ・寝る前は脳を興奮させる刺激を避ける
    寝る1時間前になったら、テレビやパソコン、ゲームは消すように習慣づけましょう。脳が興奮するとなかなか寝つけなかったり、眠りが浅くなり何度も目が覚めたりします。
  • ・日中、体を動かす
    昼間によく体を動かし疲れさせ、夜に自然と眠くなるようにします。このとき、疲れさせすぎて長時間昼寝をしてしまうと逆効果なので注意してください。
  • ・薬を処方してもらう
    どうしても自力で睡眠リズムを整えるのが難しい場合は、医師に相談して睡眠を助ける薬を処方してもらうのもひとつの手です。
    ただし、薬だけに頼るのではなく、毎日決まった時間に布団に入り寝る前の儀式を実践するなど、薬に頼らなくても質のよい睡眠を得られるようにしていきましょう。

まとめ

自閉症の人は、その特性により、体質的にも感覚的にも睡眠のリズムが狂いやすく睡眠障害になりやすいことがわかりました。
一度リズムが狂ってしまうと、なかなか元に戻すことが難しく、一緒に暮らしている家族も睡眠不足に陥り辛い状況になります。
睡眠リズムを一定に整える工夫をし、夜にきちんと質のよい睡眠を得られるよう、環境を整えることが大切です。

また、自閉症の診断は、3歳前後で下りることが多いようです。睡眠の状況だけで判断することは難しいですが、気になる症状がみられるときは、早めに医師に相談しましょう。

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